2013年12月09日

萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!

萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
                  斑盃



萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
                斑たちぐいのみ




なかなかブログの更新が続かないうちに年末です



先々週の窯出しの斑の盃ですが、窯場の周りにある

萱を釉薬にしました、


昔、岸嶽の陶工達は人里離れた集落で窯場を形成したと思われます

当時は藁といえども草履や縄などの材料として使用され

貴重な物ではなかったかと、渡来人が大量に手にいれるのは

困難だったのでは・・・と思う

さいわい、山にはススキやカヤなど珪酸分が沢山詰まってる

ワラとおなじ成分の植物があり使用したのでは、

現に山瀬の古唐津はあきらかに藁灰とは発色が違います

山瀬は平地がなく花崗岩風化土で稲畑は無かったろうからカヤ・ススキの

見当は容易にできます

で、今回のカヤのまだら杯の登場です・・・


萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
               ろくろ整形長皿

長皿は普通はタタラみたいに土を薄く延ばして長方形にして作るんですが

私の場合は、ロクロで円筒状にして半割にして広げる

ロクロ整形の皿なんですが、元々の円を板状にするんで焼成時にひび割れが

出やすいので仕上がり分が悪いです

萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
   16人の古唐津感染者・・・しつれい!

ところで、古唐津研究会の忘年会をいたしました


萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
 ビルマン氏の本はアマゾンで買えます・アメリカからの発送です



フランスの会員のビルマン氏が古唐津の本の出版を兼ねてきたんで

急に開催しました、場所はあの荒川豊蔵や小山富士夫はたまた

萱の斑とロクロ引の皿と忘年会!
東京在住の唐津焼愛好家の御人と海幸所有小山富士夫作の尺皿を手に
後ろの額は時計みたいですが、荒川豊蔵氏のエビの絵の色紙です・・・!



ジャック・マイオールが通った名店・海幸寿司の2階です

14代太郎右衛門氏や土平氏から工学博士の香月先生はじめ

今売り出しの矢野くんに竹花くんら53名の会員のうち16人の参加でしたが

皆、古唐津に感染した熱気あふれた懇親忘年会でした



Posted by 流石  at 11:36 │Comments(0)

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