2012年04月04日
古唐津発祥の地、北波多地質巡検と盗掘穴埋め戻し
陶片観察会(茅の谷。甕やの谷)左端・中里重利顧問
久しぶりの更新ですので幾つかまとめて紹介いたします
其の1、
古唐津の発祥地である岸嶽周辺の地質巡検に参加してきました
地質の概要としては中世代白亜紀末期(約1億年前)三郡変成岩に貫入
した深江花崗岩と新生代第3紀始新世に堆積した相知層群と断層関係で
花崗岩はやや粗粒で、石英・カリ長石・斜長石・黒雲母からなり、
唐津焼の元となる芳の谷層は薄炭層を挟み白色塊状の中粒~細粒の砂岩
で砂岩泥岩を形成する・・
其の2
盗掘穴埋め戻しと陶片観察会
藤の川内(茅の谷)と甕屋の谷の2箇所が盗掘に会い伊万里市の要請で
埋め戻しを行いました、、古唐津が人気なのは嬉しいんですが大切な
文化遺産の古窯を壊してまで採るのはいただけませんね
其の3
櫨の谷窯・吉野靖義氏を迎えて(私の古唐津熟考)の講和をいただきました
要約すると古唐津は胎土の目詰まり良い、一見やわらかい焼き上がりに
みえても割れにくく丈夫で水ももれない・・・これらを踏まえ粘土では
なく石を砕いて作ったのではないかつまり原料や陶土の捉え方が違っていた
吉野氏の講和・古唐津交流研究会勉強会(手前中里重利氏)
Posted by 流石
at 23:34
│Comments(2)
なかなか参加できなくて、
申し訳ありません。
仕事の環境から以前のような
自由がきかないんでしょうね
お察しします